2020.10.14
メンテナンスについて①
メンテナンスについてですが、下記の条件を持っている方は
定期的なメンテナンスをお願いします。
定期的な施術が必要な方
●重い症状に長い間悩まれたか方
●薬が必要なくらいの症状が改善した方
●生活習慣の改善が困難な方
●変形性関節症(脊柱、股、膝)が進んでいる方
●姿勢の維持が困難な方(運動不足、加齢による筋力不足)
●からだが硬い方(運動不足、加齢による筋硬化)
●猫背・骨盤のゆがみがある方
●若い頃より身長が縮んだ方
●手足が動かしにくいと感じる方
●最近、疲れやすい歩きにくくなった
●年齢が70歳付近で上記の条件を持つ方(関係ないこともよくあります)
上記の条件が一つ二つだけでなく、複数当てはまるようなら定期的に通院することをおすすめします。
構造性の姿勢か機能性の姿勢の区別
メンテナンスの必要性が大きく変わるのは、
構造性のゆがみか?
機能性のゆがみか?
という区別をつけなければいけないというところだと言えます。
構造性のゆがみとは、元には戻せない姿勢。
機能性のゆがみとは、元に戻せる姿勢。
構造性の姿勢は元に戻せませんが、
機能性の姿勢なら治療やセルフケアで元に戻せます
上記に書いてある「定期的に治療が必要な方」の条件がある方というのは、
構造性の姿勢の比率が高く少なくとも治療だけでの改善は困難になります。
ニュートラルポジションという考え方
構造性の姿勢。 か 機能性の姿勢。 の判断にニュートラルポジションという考え方があり、良い姿勢とされる点と線を結び一直線に揃えば改善して、揃わなければ改善しないという考え方があります。
ニュートラルポジションがそろうという事は関節の変形が少なく治療で再生が可能ですが(写真、左)。
何回か治療してニュートラルポジションがそろわないという事は変形が進みすぎて関節の位置が元に戻らず治療だけでは改善は不可能だといえます。(写真、右)
特にメンテナンスの必要性が高い患者様とは?
まとめるとメンテナンスの必要性が高い患者様とは、
「定期的に治療が必要な方」の条件がある方。
元に戻せない構造性の姿勢がある。
ニュートラルポジションがそろわない。
などの条件があるとメンテナンスの必要性が高いといえます。
この条件があるという事は背骨・骨盤・主要な関節(肩、股関節、膝関節)に変形状態がある可能性があり放置しすぎると重大な疾患に結びつく可能性があり出来るだけ早く対処した方が将来的に起こりえる弊害(神経痛、血流障害、機能障害)は遠ざけられます。
構造性の姿勢は治療だけでは改善しない
骨格の変形が進んで元に戻せない姿勢にさしかかっている患者様は治療だけで改善させることは難しいことも多いです。
少し長い目で考える必要があります。
すでに関節の変形が進んでいるのでズレた関節が移動しないように姿勢のポジションを保つ必要があります。
当院がお勧めする方法は、ニュートラルポジションをそろえて、継続的にポジションを維持して、定期的に治療を入れて変形状態を改善してゆくことです。
先ず傾き具合を計測して適切なインソールを作り、
身体のニュートラルポジションを常に保てるようにします。
関節は安定して軽度な変形状態ならば改善する可能性はあります。(あまり大きな変形は手術の適応です)
(上手くいけば、タオルだけでも強制力がある場合もあります)
改善例を紹介すると、
重度の脊柱管狭窄症の患者様の姿勢でありますが、毎月1~2回の治療を受けている患者様です。
1年以上、月2~3回の治療を受けてきましたが、
治療だけでは改善しない傾きも、インソールをはめだすと3カ月くらいで傾きが随分と改善されています。
個々にあったインソールを作りニュートラルポジションを維持して治療をしていけば手術レベルの疾患状態でも改善することもありますので治療だけでは改善しなかった患者様にはこの方法をおすすめしています。
湖西市、浜松市、豊橋市で頭痛、ヘルニア、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、変形性膝関節症、変形性股関節症でお悩みの方。
手術を考える方へ。