2021.04.27
自律神経失調症(頭痛)ページ
頭痛は2タイプあります~病院の検査をすすめます~
- 一次性頭痛・・偏頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛
- 二次性頭痛・・脳卒中・自己免疫疾患・感染症
の2つに分けられます
簡単な区別に一次性は原因不明で、二次性は原因が明確なものとなりますが医療施設(病院など)で原因が分からないと言われると思います。
頭痛の原因が、脳への血液の供給不足か神経の過剰反応やホルモンバランスが主な原因になりやすいのですが、
器質的な変形などは対応が出来ません。
ひどい頭痛でお悩みの方は、先ず病院などで検査をして異常なしとの診断を受け原因が不明、
又は病名が診断され検査結果を受けてから来院していただくと施術も安心して受けて頂けるのと施術する側も効果的な施術が出来ます。
東洋療法的な視点
ここは頭痛を改善するための方法を解説するページでありますが、
飽くまでも、東洋療法的な視点に立っているものの見方です。
病院にいっても改善しない頭痛・肩こり・めまいなどにお悩みの解決のためにお役立てください。
頭痛のほとんどは原因が分からないものとされる。一次性頭痛・・偏頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛
原因が明確である。二次性頭痛・・脳卒中(くも膜下出血、脳梗塞)・脳、血管の腫瘍・自己免疫疾患・感染症
となります。
実のところ、原因がわかる、わからない。という線引きが出来ない白黒つかないグレーな部分も多く
頭痛というのはそれだけ症状としてお悩みが多く本当の原因がわからないと思える
自律神経失調症・頚椎症・頚性神経筋症候群・
などといった難治性の頭痛を中心に、
一次性とも二次性ともつかない頭痛が伴う病気について取り扱っています。
なぜ頭が痛くなる?
頭痛の原因とは本来は単純な事です。
脳、脳神経に血流、神経障害があるということでありますが、
血流、神経障害の原因が何なのか?
によって病名、症状名が変わるといってもいいと思います。
東洋療法の独特の見方になりますが、
共通している原因が
背骨の並び(アライメント)がズレている事で起こる「筋肉の緊張」により血管、神経が締め付け。【体の歪み】
が原因です。
以下の文章は、➀②③と頭痛・めまい・肩こりの原因を語っていきます。
①一次性といわれる偏頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛
一次性といわれる偏頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛の原因というのは
血管、血流、神経、筋肉の異変により起こしているものです。
頚椎(首の骨)がズレると周辺の筋肉がこれ以上のズレを防止するために防御収縮を起こしますと、
背骨の首の周辺の筋肉が硬くなり、首という狭い範囲にある血管、神経が
圧迫を受けて脳、脳神経に対して血流、神経障害が発生します。
これが頭痛の基本原理になる事がほとんどです。
例えば、
下の写真は、首の骨が傾いているのが分かると思いますが、
首の骨格がズレていると周辺の筋肉の緊張状態が大きくなり
内部の流通している神経、血管が圧迫をされます。
首の骨を矯正すると筋肉の緊張状態が解けて頭痛・肩こりはなくなりました。
特に一次性といわれる偏頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛の原因というのは、
筋肉の緊張状態が血管、神経の締めつけで血流、神経障害を起こして頭痛、肩こりがの原因になっています。
②難治性の頭痛1
なかなか改善しない頭痛・肩こりというのは、
筋肉の緊張状態が持続して筋肉が硬化している場合です。
自律神経失調症、頚性神経筋症候群、脳過敏症候群という原因不明と言われる頭痛、肩こり、めまいだったり、
頚椎症、パーキンソン病のような原因があって対処が難しいという場合がありますが、
これらの難治性の頭痛、めまい、肩こりというのは徐々に筋肉が硬化して血管、神経の締めつけが
慢性的に発生している状態であり改善し難い状態になります。
「筋肉の硬化」は緊張状態から筋硬化へと進むと痛みの元ととして難治性の痛みとして成長していくと周辺組織の血流障害を起こして2次的に次の疾患を作ることにになります。
病名がつく前段階
特に関節軟骨、椎間板は、血流がない組織で筋肉が収縮するポンプ作用で弾力性を維持していますので、
筋肉が硬化するということは関節の劣化を早めてしまう事になります。
この劣化したのが、ヘルニア・脊柱管狭窄症・頚椎症などの病名がつく関節系の疾患ですので、
筋肉の硬化の放置は疾患の基礎となります。
例えば、
下の患者様は頚椎症を患う患者様は、数十年前よりの頭痛ですが、、
緊張した筋肉が硬化を起こして首、肩がとても硬い状態になっています。
頚椎症である写真の〇の部分が硬くなるというのは、
筋肉の硬化が血管、神経を締め上げて頭痛・肩こり の原因になるのはだけでなく
関節の劣化を促進させている可能性が高く、
筋肉の硬化の程度問題が大きければ難治性の程度問題も高いという事になります。
この場合、改善に向かうのに治療回数と時間がかかることは、画像で想像できると思います。
もう一つの典型例として。
写真の患者様も頭痛・めまい・吐き気などでお悩みの患者様ですが、
左から右にかけて徐々に改善している順番に並べてあります。
この体形の変化は体の生理機能を失った患者様が、生理機能を回復することで起こる現象ですが、
全身の筋肉の緊張状態が改善して血流、神経障害が改善したことで起こります。
骨格は血流、神経伝達を確保するインフラを保つフレームのような役割ですので、
骨格がズレてしまうと筋肉が硬くなり周辺の神経、血管を刺激することで頭痛・めまいなどの症状が出てきます。
この患者様の場合、
筋肉の緊張状態が度を越して腰痛・肩こり・頭痛・めまい・吐き気など症状が多数ですが、
最初は脊柱管狭窄症の手術の提案されている患者様だったのですが、
自律神経失調症の診断・頚椎症の診断も受けています。
このような患者様の場合、
病名が何なのか?
症状がどんなものか?
決めることが出来ない状態にあります。
その中の症状で目立つのが頭痛というだけで、
めまい・吐き気・肩こり・熱・だるい・眠い・冷え性
疲れがとれない・食欲不振
不定症状だらけの状態に陥っています。
③難治性の頭痛2 ~治療だけでは改善しない頭痛・肩こり~
自律神経失調症・頚椎症・頸性神経筋症候群・脳過敏性症候群などで
頭痛、肩こりが改善しないという場合でいかなる治療をしても改善しないというのは、
姿勢習慣の問題である場合が多いです。
●筋力不足で姿勢が支えきれない。
●変形性疾患が大きく理想の姿勢が保持できない。
という条件で姿勢が保持できないという場合、
治療で一時的に姿勢を戻してもすぐに悪い姿勢、悪い関節ポジションに戻るので、
頭痛、腰痛などの症状がすぐ再発してしまいます。
例えば、
下記の写真の患者様は頚椎症を患う患者様ですが、姿勢が保持できないために起こる神経・血流障害です。
インソールを購入して頂き理想の姿勢ポジションを維持して、背骨と骨盤の位置を安定化させると
自然と姿勢の維持が出来る習慣が可能になり痛みが軽減していきました。
特に、骨盤の傾き(前傾・後傾)は、骨盤の上に乗る背骨の傾き角度を決める重要な要素になります。
写真の患者様は頚椎症を患う患者様は圧迫刺激を受けている部分が頸椎(首の部分)でも、
下部の骨盤の角度を調整しなければ首の圧迫が取れることはないという状態にあり、
骨盤の角度が改善しない理由が、
ズレているだけか?
変形性疾患が伴うか?
姿勢を維持する筋力がない?
どの程度「筋肉の硬化」が進んでいるか?
によって改善度合いが全然違いますので、重症度が高い患者様ほど条件が複合している場合が多いという気がします。
原因がわからない頭痛(自律神経失調症)
この原因わからない大きな理由は筋肉の問題が筋肉の状態が関係していて、
先に「筋肉の緊張」「筋肉の硬化」という表現が頻繫に使ってきましたが、
この筋肉の状態が病院の画像検査には写りません。
下の画像は、レントゲン・MRIの画像です。
写るのは、骨格・神経・軟部組織で筋肉の硬さは捉えられません。
筋肉の硬化の程度問題が難治性の度合いを決めている場合が多いのですが、
骨格・神経・軟部組織は写るのですが筋肉は写りません。
まして筋肉の緊張度合いは画像では確認することは不可能です。
アナログ的な検査方法で骨格のズレの位置・筋肉の硬化を見極めた職人技でポイントを見つけてゆきます
総 論
➀②③という段階に頭痛・肩こりについて書いてきましたが、
ポイントになる筋肉の状態を「筋肉の緊張」「筋肉の硬化」という表現をしています。
最初に、共通している原因が
背骨の並び(アライメント)がズレている事で起こる「筋肉の緊張」で血管、神経が締め付けられている。
が原因と書きました。
➀の段階のように本当に一次性頭痛である偏頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛であれば改善することは多いですが、
この段階では関節がズレていることで「筋肉の緊張」状態にあるだけで関節を元の位置に戻せば改善してしまう事が多いです。
頭痛の多くが、一次性頭痛である偏頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛あるのですが、②筋肉の硬化と③姿勢全体の問題が入ると簡単にはいきません。
②の段階になると、筋肉の状態が「筋肉の緊張」から「筋肉の硬化」へと筋肉の状態が変化しますと
椎間板・関節軟骨などの周辺組織が変形劣化する頚椎症、後縦靭帯骨化症などの病名がつく段階になります。
また原因不明の疾患とも捉えられる自律神経失調症、頸性神経筋症候群、筋痛症、脳過敏性症候群といわれたりします。
③の段階だと「筋肉の硬化」に加えて姿勢全体の習慣。という条件が加わると治療だけでは改善が難しくなります。
特に改善しないという頭痛、肩こりになると、➀②③という条件が複合してる事が多いです。
例えば、
病院で片頭痛、緊張型頭痛といわれて改善しないと思っていても原因が姿勢全体の問題とすれば、
原因が①と③がセットになっています。
頭痛の原因が分からなく自律神経失調症と診断された患者様でも、姿勢分析の結果から頚椎症と判別できることもあります。
一次性頭痛ではないので、薬の処方は必要なく頚椎症といえます。
理想的な姿勢に対して通過点のズレを当てはめると、ほぼ患者様の筋肉の硬さ・骨格の位置の不均等から治療のすべき部分・疾患の原因が判別できる事もあります。
東洋療法的な視点
東洋療法的な見方からすると頭痛、肩こり、めまいなどの症状の多くは脳、脳神経に対して血流、神経が届いていない状態です。
血流、神経障害の原因が
筋肉の状態(緊張・硬化)と
骨格の位置・姿勢という
問題が極めて抽象的であるという事があり、
頭痛というのは原因がわかるものと分からないものとの区別が判別できない事が多いという事です。
➀の段階なら改善できる治療院は多いと思いますが、
②の段階になると筋肉の硬化が強くなり関節が固まりつつある頚椎症と脊柱管狭窄症などの
症状も含まれるとこれを改善できる治療院は多くはないと言えます。
③のような姿勢習慣の問題まで絡んでくると、
治療だけしても効果が乏しく対応できる治療院はさらに少なくなります。