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インソール治療の逆テーション法

インソール治療の逆テーション法

このページで伝えたいことの結論は、

「体の歪み」の逆の「体の歪み」に慣れさせる。

その原理を書いてあります。

「体の歪み」はひとつの有機体

インソール治療の強度が強い場合において少し掘り下げた説明があった方が受けやすいと思います。

「体の歪み」はひとつの有機体。

有機体の意味・・・

「多くの部分が密接な関係をもつ統一された全体」

「体の歪み」は頭から指先からつま先まで全てつながっていています。

 

治療だけでは改善が困難な「体の歪み」に対して。

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 縦軸・横軸の離脱した部分が体の状態が悪い部分という場合が多く治療だけでは改善が困難であります。

改善できなかった患者様の写真を見ると、理想の姿勢であるニュートラルポジションから逸脱しているポイントがあり姿勢がどこかそろわないところがあります。

(〇で囲った部分が体の状態が悪い部分)

 

この問題を克服するのに考えついたのが、インソール治療の角度をきつい状態を作ることで「体の歪み」を改善するというものでした。

足元は骨格の最下層にある

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「体の歪み」というのは、治療で改善する場合、背骨と骨盤・頭蓋骨という場所になります。

しかし、写真で見る通り

①頭蓋骨・背骨

②骨盤

③足の骨(距骨・踵骨)

順になっていますが、骨格の最下層が足の骨になっています。

背骨矯正・骨盤矯正というのは、聞いたことがあると思いますが足元の矯正というというのはあまり聞かないと思います。

背骨・骨盤のゆがみと足元のゆがみは一体のもので無関係ではありません。

 

歪みを逆利用する

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足病医学という足の傾きを矯正することで、骨盤の傾き・背骨の傾き・膝の捻じれを矯正するという学問が海外にはありますが、日本ではあまり知られてはいません。

足の傾きを計測して「体の歪み」を改善を矯正するものですが、

この足の傾きを利用して「体の歪み」を改善するというのが基本的な方法となるわけです。

ここで語るインソール治療は独特にさらに角度を強くして行います。

治療の原理

 写真1 頭痛・肩こりの患者様

治療原理は

「筋肉の性質と骨格との関係」

にあります。

筋肉の中に筋紡錘という筋肉の緊張状態をはかるセンサーがあります。

骨格がズレると筋肉の緊張状態が発生して肩こり・頭痛・腰痛の原因になっています。

例えば、

写真1の患者様は頭痛・肩こりの症状を持つ患者様ですが、首がずれているのは分かると思います。

関節がズレているため筋肉の緊張状態が持続して骨格と共に神経・血流障害を起こしている状態ですが、骨格矯正することで筋肉の緊張状態も解消しました。

よく出される例だと、

転倒で足を捻ったときに足の関節・筋肉が伸ばされるときに筋肉・腱の中にある筋紡錘が伸ばされる圧力をキャッチして筋肉は収縮して体が損傷しないようにします。

これは脊髄反射という筋肉が必要以上に伸ばされたとき無意識的に収縮して体を守るための反応であります。

これは防御収縮という筋肉の生理的な反応で体を守るために必要な反応です。

 

「体の歪み」を無くすには?

先の写真1の例は、

「骨格がズレている」ため

「筋肉の緊張状態」

が持続して

骨格の圧迫と共に筋肉(防御収縮)が神経・血流障害を起こしている状態で骨格を矯正することで筋肉の緊張状態も解消しました。

 

「体の歪み」は体の中に絶対に起こるものと考えていいですが、

仮に「体の歪み」が消えるという状態がもしあるとすると、

 

骨格のズレが100%ない状態を作る事になりますが、それには体の左右ほぼ同等に付着する筋肉が同じ収縮をして動くことが必要になります。

 

筋肉の硬くなる原因は、

 

生活習慣・スポーツ・仕事などの体の使い方、

ケガ・事故・病気など組織の損傷、

地球の自転、公転・心臓は左・肝臓は右

様々な影響で刺激されて左右差が発生して硬くなるという反応が起こります。

 

筋肉が硬くなると骨格がズレて、骨格がズレると筋肉が硬くなる。という関係で「体の歪み」が拡大しています。

 

事実上、筋肉の緊張状態を100%無くすことは不可能で、同時に起こる骨格のズレも無くすことは不可能です。

「体の歪み」を完全に消すことは不可能ということになります。

現実可能な言い方をすれば、

「体の歪み」の影響を最小限にする。

という言い方になると言えます。

「体の歪み」を最小限にするというのは、骨格のズレがなく、筋肉の緊張状態を無くすということになります。

ニュートラルポジションという理想的な姿勢というのもがあり、関節と筋肉に最も負担のかからない姿勢に近づく圧力をつけることです。

「体の歪み」の概要

ここで「体の歪み」の意味をもう一度確認しますと、

「体の歪み」は筋骨格が捻じれが一定の段階を超え関節障害・神経・血流障害が発生した状態。の事です。

「体の歪み」の発達の仕方の多くが、筋肉の緊張状態が一方的に進んで骨格が引っ張られて起こることがほとんどです。

筋肉が防御収縮して、筋肉のポンプ作用が低下して血液を循環させる能力が低下します。(この状態は頭痛・肩こり・腰痛などの不快症状として感じる)

血液循環の滞る場所の筋肉が硬くなり、関節機能を低下して起こるのが椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症などになります。

神経・血流障害も加わり内臓への影響も大きくなり様々な疾患の原因にもなりえます。

「体の歪み」は体が悪くなるときに必ず付きまとうもので完全に防げるものではありません。

姿勢習慣を変える。
 

骨格は全てつながっていて、骨格の唯一外部から接触できる足元の骨の歪みを利用して「体の歪み」を改善するというのが目的です。

動きを主導しているのは筋肉で骨格は従属しているだけですが、動きの軸となるのは骨格です。

人間が動くときに骨格と筋肉の双方が同時に動きます。

軸(骨格)がズレたら筋肉の動きが制限されるのは必然で、

軸(骨格)を引っ張っているのは筋肉の動きです。

 

筋肉の細かい緊張状態を取る事は難しく骨格のズレの方がコントロールが容易というところを利用したのが逆テーション法の原理で重心を変化させることで体の内部の圧力を変えることで血流・神経の流れの改善させる方法です。

上記の写真のように、骨盤の角度の前後軸・左右軸をニュートラルポジションというベストな姿勢に向うように圧力をつけます。

 

 

「体の歪み」の発達の最初の段階が、筋肉の緊張状態(筋肉の防御収縮)から始まり、骨格がズレさらに筋肉が硬くなるという順序から「体の歪み」の拡大が起こるので

一番最初に起こる筋肉の緊張状態を防げれば「体の歪み」は拡大しないわけですが、筋肉は様々なストレスに反応してしまいます。

そこで筋肉と共に動きの要である骨格の位置を常に正しい位置に確保しておくのがインソール治療の目的でもあります。

反対の「体の歪み」に慣れる

「体の歪み」は関節障害・神経・血流障害のきっかけになる。

先に「体の歪み」を最小限にするには、

骨格のズレを無くす。

筋肉の緊張状態を解く。

それには完璧な姿勢(ニュートラルポジション)が目安になります。

しかし、「体の歪み」が完全にない完璧な姿勢は不可能です。

 

そこで感覚的な言い方として、

「体の歪み」の逆の「体の歪み」に慣れさせる。

という発想で「体の歪み」を完全に消すことに近づけています。

 

そのためにはニュートラルポジションという完璧な姿勢にすることが必要になってきます。

 

骨格が正しい位置に戻る圧力を付けることで、細かい筋肉の緊張状態を取り除き関節障害・神経・血流障害という痛み、不調の原因の多くを取り除くというものです。

ここで語っている逆テーション法というのは骨格の位置を元の位置の戻す圧力を働かせて最初に起こる筋肉の緊張状態の反応(筋肉の防御収)を少なくしていくというものです。

 

「体の歪み」は本来は体に悪いものですが、「体の歪み」の逆の「体の歪み」の圧力を働かせることで「体の歪み」の影響である運動器系の捻じれをとり神経系・血管系・関節系に影響している体に様々な悪い影響を極力無くすものです。

筋肉の中にある受容器(筋紡錘)が刺激を受けている脊髄反射という状態を解除することで痛みの芯の原因になっている筋肉の緊張状態を解除するというものです。

 

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