自分も治療家として改善できない壁に何度か会いました。

治療をしても改善しない。

又は、

治療直後は良くても直ぐ元に戻るという方というのは、

骨格が変形が進んでいるか。加齢や習慣で姿勢を保つ筋力が不足している。

ということがあり治療だけでは改善が難しくなります。

根本原因が「傾いた姿勢習慣」が問題なのですが、姿勢を改善するには習慣を変えるしかありません。

治療で改善させるポイントというのは、主に①と②の首と腰の部分が対象になりますが、

ゆがみの最下層③が足元であります。（写真を参照）

　当然ですが、①⇒②⇒③という順に下方になりますので、

土台である足元がズレていると腰と肩、首の傾きも取れることはありません。

上の写真の患者様は治療だけでは改善しきれないという患者様の足元は、

どこか不均等なところがあるという事が分かると思いますがこの部分の歪みが

「体のゆがみ」の最も下層にあり、

多くの場合に治療するべきところの盲点であり、

対応する治療院は少ないと言えます。

今までどの様な治療を受けても改善しないという患者様の足元というのは、特有の捻じれがあり、

その捻じれこそ体の歪みの最下層で、治療する上で重要部分のひとつになるべき場所のひとつになるはずですが、

骨盤矯正・背骨の矯正の治療を目的とする治療院は多いですが足元の治療というのはなかなか出来ないところであります。

身体が傾いていると当然、足元がズレてきます。

反対に足元がズレているから身体が傾くという言い方が出来ます。

足関節という足裏のポジションというのは立っているときに外圧と接触する唯一の部分です。

この外部との接触面の先端の足関節の突き上げ部分をコントロールすることで、

全身の関節（姿勢）をコントロールするというのが、傾きを取る真の根本改善といえます。

当院のインソール治療というのは、足病学、距骨矯正などの

流派の異なる治療方法を組み合わせてあるため

まったく同じ治療方法をしている治療院は存在しない

というオリジナルなものになると思います。

インソールの組み合わせで、最も姿勢に負担がかからない姿勢に近づけて骨盤の傾き修正して歩行運動していただくと

普段の関節の位置、筋肉の使い方が変化して理想的な姿勢（ニュートラルポジション）

を保てるようになります。

ニュートラルポジションという筋肉・関節に最も負担のかからない姿勢に近づけます。

治療だけでは改善しないというタイプの「体の歪み」はあります。

普段の筋肉の使い方が悪い・筋力不足・変形性の関節疾患などの条件を持っていると

他力の治療だけでは改善できないことがよくあります。

そのときは、「体の歪み」の一部である足の傾きを利用して、骨盤背骨の傾きを取っていきます。

当院の姿勢分析器を利用して、傾ける方向、傾ける角度を正確に出来ます。

骨盤の前傾、後傾、背骨の左右差の軸をニュートラルポジションに近づけていきます。

筋肉の硬さ・神経、血流障害が解放されて様々な症状が改善されやすくなります。

上記の写真を見て頂くと

「通常のインソール治療」は補正。

「逆テーションのインソール治療」は矯正。

という考え方になります。

「逆テーションのインソール治療」は治療だけでは絶対に改善しないからだの歪みを改善させる方法です。

矯正という感覚になりますので、荒療治になる場合もあります。

例えば、

上の写真のように脊柱管狭窄症などの変形性疾患が歪みの中にある場合、

変形した関節同士がぶつかり合い痛みが一時的に出てしまうことがあり

変形部位が補正できない大きさだとやらない方がいい。又はテーションを落とすことで、

通常のインソールに戻すこともあります。